縮毛矯正の失敗でチリチリビビリ毛!原因と対策!酸性矯正は痛まない?
2022年06月09日
今年から前厄でして
神社参拝をテーマにしています。
愛鳥が亡くなったり、車あてられたり
財布落とすとか
ぎっくり背中になるなどなかなかの洗礼。
そういやとあるブランドさんで財布買ったのだが
明日【6月10日(金)】は 2022年に”3回”しかない
“天赦日×一粒万倍日” という最強開運日です
財布下ろすのはここだよって教えてくださった。
そして今買っといてよかったね~って
また値上げで平均3万くらい上がるそうな・・
海外ブランドは値上げしても
文句なし。日本は・・とほほ。
躍進する年だって言うし
神社に行く目的は願い事することではなく
ただ単に感謝することを目的にしています。
神社の持つエネルギーも好きなので
いい空気を循環させるイメージで
余計なフィルターを取ってくれる場所。
今テーマとしているのは関西圏の一之宮神社参拝。
今回は大阪編
坐摩神社・・本町にあり
こんなところにあるのかよって場所になるのだが・・
立派な地域の一之宮神社です。
これがまたとてもいい神社。
あじさいが綺麗でした。
ここの特別な御朱印(1000円)のモノは
鳳凰のような鳥が左右にいてとても綺麗で迫力ありますよ。
ちょっと手が映ってますねw
住吉大社・一之宮ではないけど大阪と言えば住吉大社。
このあたりまだ路面電車なのね・・
昭和にタイムスリップしたかのような光景にまずびっくり!
ここは平日でも参拝客多し。
いい神社なんですけど567のせいで
参拝する際に並ぶようになったでしょう?
あれがね・・普通に横から賽銭入れればいいのに・・
神社って願い事するのではなく感謝と伝える場所なのです。
すっげー長く祈ってる人いっぱいいるんだけど
余計な気をもらいやすいのでなるべく避けましょう。
それと神社って格式が高い場所じゃないですか。
その境内でフリマやってるのよ・・
おばちゃんたちが・・これはあかんと思うな・・
でここは奥にお稲荷さんがあるんだけど
稲荷は確かに願いを叶えてくれるらしいが
その分の見返り・・つまりずっと祀らなければならない。
その約束を破ると倍返し・・というある意味恐ろしいので
私はいかない派。なんだか嫌な気を感じるんですよね。
同様にここは五大力の石が有名だけど
石=パワーストーン全般的にエネルギーが蓄積されて
すぐに溢れる。
むしろ負の影響のが多いとされます。
念がこもると言いますよね?
こういったものは浄化もできないため
持ち帰るのはよくないと思いますよ。
というのが私の考え。
ここの帰りから頭が痛くなってしまいました・・
大鳥神社・・堺の一之宮。
いやー空いていてめっちゃいい神社です。
気も高くいい感じ。神聖な場所って感じ。
出雲大社の雰囲気に似てる。
大阪はやっぱえべっさんなのかな?
奈良とか京都に比べると
神社周辺がどうも殺風景で
手土産に買って帰るものもないし
お昼ごはん食べるところもない・・
ご当地グルメを楽しむのも好きなんだけど
それができず結局神戸に帰っての遅いランチとなりました。
神社参拝blogみたいになっちゃったけど
本題はここからですw
アルカリ縮毛矯正の失敗ビビリ毛の特徴
初めてご来店のお客様。
カウンセリングを兼ねて美髪再生トリートメント!
そこからホームケアセットご購入
髪の体力が残っていると判断できた場合
2週間~一ヶ月後に
修正の縮毛矯正をあてるという流れになります。
カウンセリング中に涙を流されていました。
女性は髪が命。命が奪われたのと同じだ。
状態を明確に把握していくために大切なことは
施術した美容室にどの薬剤を使用したか?
ここを聞けそうならばぜひ聞いて頂きたい。
厳しいようですけどあなたの髪です。
自分である程度の知識は入れておきましょう。
これにより施術できる内容が異なってきます。
今回は幸いにも聞くことができた。
チオSHだそうです。
一般の方もある程度知っておいてほしい。
縮毛矯正とは
1剤のクリームやジェルみたいなの塗って
20分か30分置くでしょう。
これが髪のたんぱく質の結合緩める。
くせを伸ばしやすくする。
ドライして高熱のアイロンで
緩まったたんぱく質を硬化させて
真っすぐ伸ばす!
2剤で緩めた結合を元に戻し固定!
縮毛矯正とは色んな種類があるように見えるけど
基本たったこの3工程のみ!
ただ・・この3工程は実に深く
還元剤の種類もたくさんある上に
それぞれの髪質も違います。
この見極めに熟練の技が必要になってくるのです。
美容師なら分かるでしょう。
チオSHって
チオスーパーハードの略
一番強い薬剤なんですよ。
これってね、縮毛矯正初めてとか
カラーもしていない場合は使いますけど
基本的に使用頻度はかなり少ない薬剤で
カラー毛にすると高確率でチリつきます。
当店でハードチオ単体施術は1割もない。
相当くせが縮毛レベルにチリチリの場合は
使うことはありますがその場合も
単品では使うことがない。
この薬剤って高アルカリでまず薬剤って
アルカリによる浸透があるんですね。
髪の中に還元剤というものを入れ込んで
そこで髪のたんぱく質を一旦緩めて
くせを伸ばしやすくするために必要なこと。
今回のケースだとこの浸透に関しては
カラー毛ですぐに浸透します。
そこで膨潤っていって髪が膨らむ。
髪がゴムのようにフニャフニャになって
最後ちぎれる。溶ける。
これが過膨潤。ここまで数分程度でなるので
髪って脆いでしょう?
この工程の後に還元剤がたんぱく質の結合を切ったりするのですが
20分程度は必要でそれもできない状態で
すぐに流した結果、髪は膨らんでる上に
くせの結合も緩まずに
する前よりもした後のが膨らんで扱いづらい状態となっている。
残ったのダメージとビビリ毛だけ。
ただ!これ一般的なビビリ毛の代表例ともいえる失敗例です。
これって担当している美容師が一番分かっているのよね。
私も何も知らないアシスタントの時によくやってましたよw
オーナー!すみません!
髪が膨らんで軟らかくなってます!
どうしましょうか??
何!!
早く流せ!一刻も早くだ!!
そうこの段階でもう髪はご臨終なんですよ・・
こんな感じでビビリ毛はいとも簡単にできてしまう。
ちょうどこんな風に・・
ビビリ毛は治るのか?酸性矯正についても言及!
結論から言いますがビビ毛は直りません!
これ何回も言ってますけど
髪ってダメージすると二度と元には戻りません。
それでも毎日のように問い合わせがきます。
なんとか少しでも良くなる方法はないでしょうか?
そういう内容ですが
物理的に良くする方法はあります。
但し、今回のように髪の体力がありそうな場合で
ちゃんと継続してケアを受けられる
金銭的な余裕と本人の変わろうとする意志。
これ絶対的な条件になってきます。
ビビリ毛を直すなんて生半可な気持ちではできないです。
ムリがあることを無理やり変えるのですから・・
全てを変える必要がある。
ヘアケアもサロンでのトリートメント
ヘアカラーするならトリートメントと併用は絶対条件ですし
場合によってはヘナを推奨もあります。
だから金銭的負担も大きくなる。
それでも完全に元に戻ることはありません。
ゴワゴワした手触りはなくなる。
ツヤ感も感じることができる。
だけど少し毛先は名残はあります。
2年くらいかけてゆっくり直す!これがビビリ毛改善の道です。
一見すると直ったように見えるでしょう?
別アングルから・・
こうやってみると少し表面が残っているの分かるでしょうか?
全体の膨らみはなくなり、扱いやすい状態であるものの
完全に元に戻すことは不可能なのがビビリ毛です。
ここからホームケアに美クシー絡めたオリジナルセット
美髪再生トリートメント
アルカリの白髪染めはやめて月1のヘナカラー
1年・・2年後には髪が入れ替わって
今までよりも綺麗になれることでしょう。
時間はかかりますがこれが最良のビビリ改善策です。
酸性矯正は痛む?美容師が言わない本音
ちなみに最近インスタ中心に酸性矯正が流行っています。
酸性矯正とはGMT、スピエラといった
酸性域で活性する還元剤です。
私もよく使いますよ。
たたこの流行りってところが怖いんだよね。
酸性還元剤って先ほどの失敗要因のアルカリ成分を
含んでいないので、今回の膨潤のような
アルカリダメージはないんですよ。
髪は溶けることもなく手触りも良くなります。
え!?めっちゃいいやん。
私も酸性矯正しようっと!!
ちょっと待った!!ww
YouTubeもインスタも良いことしか言わないのね。
私も長年使ってんすけど
最近は単品使いはまずしないんですね。
酸性還元の知られざる!?デメリットについて
お伝えしておきましょう。
GMTとスピエラで特性も違うんですけど
一般の方をターゲットにしているblogなんで
そこまで深堀せず、まとめて酸性還元剤とします。
まず酸性還元剤はカラー毛との相性が良く
手触りもかなりやわらかくなりいい質感にすることはできます。
しかしくせ毛が強い場合はこれ単体で伸ばすとなると
ムリが生じます。アルカリ還元のがくせが強い場合は向いているということ。
それを何が何でも酸性矯正にこだわる美容師さんが多くなってきました。
そうするとどうなるのか?
アルカリ還元剤ってパワー調整してあるクリームを塗りしかないのだが
酸性還元剤って用事調整タイプと言って
その場で調合して作るんです。
酸性還元剤の濃度を自分で決められるってこと。
もちろん濃度が濃ければ濃いほど
パワーが上がり、伸ばす力も強くなるんです。
とはいえそれでもアルカリ還元よりは弱い。
これを補うために熱パワーを上げる
つまりアイロンです。フルウェットからアイロンで伸ばしたりするんです。
薬剤のパワーは弱めでもアイロン熱のパワーでごり押ししていく。
酸性還元剤は熱でブーストするのです。
結果伸びましたと。
手触りもよかったですと・・
今ここの段階の美容師さん多いと思うのよ。
お客様も喜んで美容師さんも誇らしげでしょう。
やり切った感あるでしょう。
確かにいいんですよ。仕上がりが・・
2回目も3回目も成功です。
4回目!?
5回目!!?
10回目??????
ってな具合になるのが酸性還元剤なんですよ。
若干酸性矯正主体の美容師さんへのアンチテーゼにもなってしまう内容なのだが
これが現実なんですよ。
これすごく分かりやすく言うと
髪のふかーい場所の結合を切ってしまっている。
今回の失敗はアルカリ、つまり髪の表面。
一方で酸性矯正は髪の深部を還元する。
ダメージは髪の表面上には出現せず
お客様自身でも痛んだ感をほぼ感じない。
しかし毛髪の深い位置を触ると髪はどうなるのか?
酸化といって2剤のことだが
これの効き目が甘い傾向にあります。
深部なので酸化エラーを引き起こします。
それが何度となく積み重なってくると
急にパサパサになってきます。
酸性のエステル還元でものすごい油を奪われる。
だから急にパサパサ感がとっても出る。
これは私も経験済みなのでよーくわかります。
アルカリ矯正の硬さはないのだが
いずれ髪は断毛します。
場合によってはビビリ毛になる。
アルカリビビリと違い
直すことはほぼ不可能だと思ってください。
だから私は酸性矯正オンリーはすることがなくなりました。
後大切なことの一つに
処理剤ってご存じでしょうか?
ケラチンなどの髪に欠かせない栄養成分のこと。
これで髪を補修、修復していくのですが
これを効かせる条件として
アルカリがキーになる。
アルカリは浸透という役割があるため
髪内部に栄養成分を一緒に閉じ込めることもできるのです。
これがアルカリが必要悪と言われる理由。
髪を補修していくには内部に届ける必要があるのに
酸性矯正ではインナーに届けることができずに
毛髪表面の皮膜的な使い方しかできないのです。
これは1度や2度でやって終わりではなく
今後何年、何十年もすることを想像すると
致命的なこと。
そんな感じで今回はすこーし難しい話でしたが
結局適材適所でアルカリ、酸性にこだわらず
どれが優れている、痛まないとかの問題ではありません。
縮毛矯正は奥深い技術ですので
安易な決断はしないように・・
今回はそんなまとめで終わりたいと思います。