神戸美容室sur 縮毛矯正とヘアカラーは一緒にできるのか?

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縮毛矯正とヘアカラーは一緒にできるのか?

季節がら毎日のように縮毛矯正をしています。

そこで出てくる課題が今年はいつも以上に多い気がしている。

縮毛矯正とヘアカラー・・

どっちもしたい!という気持ちはとても分かります。

ですが縮毛矯正は今も昔も変わらず最も髪に負担をかける技術です。

私がずっと追い求めていることはサステナビリティ・・

その時だけいいのではなく、継続できなければ話にならない。

10年経っても変わらずに当て続けらるのか?

白髪染めのルーティンこそ縮毛矯正の失敗に??

縮毛矯正とヘアカラーは犬猿の仲!?

残念ながら縮毛矯正とヘアカラーとの併用は好ましくない。

縮毛矯正と相性が悪いからです。

  • カラーの色落ちがある。
  • アルカリカラーの蓄積ダメージ(特に白髪染め)
  • ストレート効果の持続性が低くなる

先に染めてその後矯正した場合は色落ちがあります。

還元剤(パーマ剤)もアルカリ、中性、酸性など種類がありますが

どれをとっても色落ちします。特にアルカリ系薬剤は色落ちが激しく

淡いアッシュ系はすぐに褪色します。

白髪染めでも同様で白までは戻らないまでも

浮きが目立つようになる。

特に白髪染めはオシャレ染めに比べるとカラー頻度が高く

月1では追いつかない方も多く、2週間程度で染める方も多いですし

サロンカラー、ホームカラーと交互にされる方もいらっしゃいます。

オシャレ染めの平均的な染め頻度は2ヶ月程度です。

つまり最低でも白髪染めは2倍以上のダメージなのです。

この状態で縮毛矯正となると相当なダメージに繋がります。

ネット検索すると髪質改善系の綺麗な毛髪を想像する人が多くおられます。

縮毛矯正、髪質改善トリートメントの失敗は長期戦

一部の髪質の方はそうなります。

とても効きやすい毛髪って存在するんですよ。

お客様方にはわからないかもしれないけど

カラーっでもトリートメントでも何してもうまくいく髪・・

あたかも自分が上手くなったと錯覚を起こすほどに・・w

ですが現実問題としてそんな髪質の方は多くありません。

髪質は縮毛矯正の仕上がりに大きく差がつく

これとは逆に、カラーしてもトリートメントしても

効き目を感じない強者も多くいるんです。

こういうタイプは矯正でも同じです。

夢を壊すような発言になってしまうけど

よく聞いてください。夢を見たい気持ちは分かります。

白髪染めで暗くなって、クセ毛はただ伸ばして

そこには何の面白みもなく、ヘアスタイルが固定されて

何にも変わらずでもう何年も一緒!

カラーは明るく、軽やかに・・髪は艶々の美髪・・

こんな風に憧れる人って多いと思うのだ。

そう・・これを見ているあなたもきっとそうだろう。

色んな髪質を見てきているので今日は敢えて厳しい現実を言いましょう!

耳が痛いかもしれませんがこれは真剣に考えているからこその発言であることも

ご理解いただきたい。

ますこういった髪に憧れる人ほどご自身の今の状態がかなりの痛みで

理想とは程遠い状態であることが多い。

もう何十年も矯正を繰り返している髪は使い古した竹ぼうきのようだ。

竹ぼうきなら買い替えれば済む話だが髪の毛はそうはいかない。

その履歴をリセットすることは現実的に不可能であり

あなたが想像している画像のような美髪にはなれません!

<悪質>過剰な髪質改善トリートメントに騙されるな!

肌で想像すると分かりやすいです。

イエローベースの暗めで少し毛穴の開きが気になる厚めの角質のお肌の方が

ブルーベースの明るいきめ細かい薄い繭のような肌に

憧れていたとしましょう。

どんな高価な化粧品を使ってもなれないのはあなたもご存知のはず。

髪質も肌質と同じく変えられるものではありません。

それは流行りの髪質改善系のトリートメントであれば

なおさらのこと。髪質改善=酸熱トリートメント

酸熱トリートメントというネーミングは存在せず

美容メーカーごとにネーミングが色々あります。

美髪プロジェクト?本当に髪質改善効果ありますか?

最近のお客様はカラー剤のことよくご存知ですね。

イルミナ、スロウ、Nドットなどなど・・

はっきり言ってこれらを知ったところで

意味はありません。

大切なのは髪質に合っているのかどうか?

髪質に合わせた処理剤の選択などが重要で合って

剤は二の次なんです。上手い美容師はどんな薬剤使用しても上手ですからね。

波状毛と捻転毛で縮毛矯正の仕上がりはこんなにも差がつく

 

クセ毛にも種類があって波状毛、捻転毛とあり、

波状とは平面的なウェーブでクセ毛でも艶があるタイプ

この波状毛は矯正で美髪になりやすい髪質です。

髪質改善トリートメント 西条 愛媛 美容室

このようなタイプは波状のウェーブが均一で

艶があることをお分かり頂けると思います。

捻転とはコイル状に捻れが生じたもので、ウェーブの形状が

立体的であり、捻れがある分、チリチリとしたクセです。

あなたはどのタイプ?クセ毛の種類とその対策

捻転毛

このタイプは艶感がないため、矯正あてても艶は出にくい。

出ないわけではないが、出にくい。

あと捻れがある分、クセ毛の状態では気付きにくいけど

ストレートにするとキレ毛が目立ちます。

捻転毛 切れ毛

 

これ以上伸ばすとなると強い薬剤が必要になってくるため

捻転毛にはこのような落ち着かせる方法が相性がいいです。

これも艶を落とす原因となっています。

このように同じクセ毛であっても美髪になれるポテンシャルはまるで違う。

特に捻転タイプのクセ毛さんはカラーとの併用は注意が必要で

特に白髪染めとの併用は今後を考えると厳しいでしょう。

矯正とカラーの同時施術は今の私のスタンスでは

同日にすべきでないという結論です。

そして伸ばすことよりも扱いやすい状態に変えることが

当店の縮毛矯正の位置付けとしております。

何がなんでも真っ直ぐにというのであれば

従来からの強いアルカリ矯正がベストです!

ですがこの仕上がりをお求めでしたら他店をご利用ください。

ゴムのように髪が伸びるまでクタクタにしてから

アイロンの加熱で一気に真っ直ぐスリークになります。

美容師さんがよく髪を引っ張って見ているでしょう。

あれは軟化チェックと言ってビヨーンとなるのを待っているのですよ。

もうお分かりいただけると思うのだが、このやり方を継続していると

髪がいずれ悲鳴をあげる。つまり持続可能ではないということ。

今だけ、金だけにしか見えないのだ。

本当にお客様の立場になって考えると

私はこのやり方をする気にはなれないし、

もう10年近くは封印していると思う。

縮毛矯正とカラー(白髪染め)が一緒にできる唯一の方法

話は逸れてしまったが一部例外があり、漢方ハーブカラーですと一緒に可能です。

色味はダークブラウン、ほぼ黒オンリーですが・・。

痛まない白髪染め!オレンジは嫌だ!だったらハーブカラー

ノーダメージですから安心して染めることが可能です。

しかし黒髪をリフトアップする力はなく明るくはなりません。

明るくする=脱色作用であり、この工程にアルカリ剤が含まれるため

どうしても髪は痛む!

オシャレ染よりもリスクの高い白髪染めに焦点を絞ると

明るい白髪染と縮毛矯正の併用でなおかつ捻転毛のチリついたクセ毛の方は

美髪になることはまず無理だと思ってください。

二兎追う者は一兎も得ず

どちらがご自身の中で優先順位が高いのかじっくり考えて見てください。

そしてカラーを優先するなら矯正頻度は年1程度にされることを

強くお勧めします。

結論・・カラーと縮毛矯正は同日にしないほうがいい!

今回はちょっとシビアな現実をお伝えしました。

あなたのクセ毛と上手く付き合っていけるように

考えて施術させていただきます。