<悪質>過剰な髪質改善トリートメントに騙されるな!
2021年03月27日
ちょっと過激なタイトルをつけてますが
最近思うこと・・
こういた髪質改善系のメニューがたくさんあるのだが・・
髪が痛んでどうにもならない。
美容室帰りは綺麗けど翌日からストレートアイロンが欠かせない。
そんな声をよく頂きます。
パーマ剤を使用しない新しいくせ毛補正のトリートメント
次世代の○○とか進化しているようなお客様側にとってもメリットばかりに感じ取れるかもしれません。
そんな夢のようなシステムがあればいいのだが
実のところ、今も昔もそれほど変わっていない。
少なくともこの10年間におけるデジタル変換のような凄まじさはない。
あるのはこうなればいいなという理想であり、所詮夢物語である。
そうやって美容業界は今までもこれからも動いていくのだろう。
なのでこの業界はとてもアナログなのですよ。
手間暇かけてこその質感チェンジか可能であり
そういう観点でみればトリートメントと縮毛矯正との区別事態に意味はなくなってきている。
しかしそれを理解している美容師は2割程度であり、こういったサロンであれば大体のことは上手くいく。
一種の流行りで取り入れているに過ぎない場合は悲劇である。
一見すると綺麗に見えるがこれはアイロンが入っているから・・・。
最近髪が乾かないことと縮毛矯正しているのにゴワゴワで広がるのが悩み。
お客様側からもサロン選びが大変になってきた。
というのもどこも髪質改善系メニューはあるようになってきてるし
どこも綺麗な写真、文面であるからまー分からないよねw
違いをここで話したとしても余計に分かりづらくなるだろうから
髪質改善系とは・・グりオキシル酸、レブリン酸を使ったトリートメントで
最後にアイロンで仕上げるのが特徴です。
一方の縮毛矯正は、還元剤(1剤)すすぎ、アイロン、酸化剤(2剤)
工程が多いため時間が長くなります。
これが見分けるコツなのだが、最近は矯正の仕上げにアイロンをするサロンも多い。
インスタ映えさせるためのインチキ美髪を量産させているのだ。
もう少し深堀すると矯正、酸熱併用バージョンもあり、こういった場合は
矯正であってもアイロン仕上げになるため見分けがつきにくいかも?
最近特に思うことはこういった髪質改善系もそうだし
痩せる、薄毛改善、シミ取りとは・・あなたの悩みに見事にマッチした広告が流れてくるでしょう。
それはグーグルやFB社が個々の興味のある広告をマッチさせているのだが
どの業種も飽和状態だから広告もとても過激な内容になっている。
痩せもしないサプリ、生えもしないシャンプー
全額返金保証という安心材料をつけて
効果のない商品、サービスで溢れかえっている。
本物に行きつくのが以前にも増して難しくなってきているのだ。
美容室も同じく・・アイロン仕上げの綺麗な美髪、過度に演出したツヤ感
帰宅して家でシャンプーすれば同じような仕上がりにならない。
毎日アイロン入れてセットする。
こんな施術の何の意味があるのだろうか。
真っすぐすることよりも綺麗に伸ばしたい・・
今は無理でも2年、3年かけて髪を綺麗にしていきたい。
そういう想いがある人のお手伝いをしていきたい。
髪を今すぐにでも綺麗にしたい!という気持ちはよく分かります。
ですが今までの蓄積ダメージをたった1回の施術で帳消しできるほど甘くはないのです。
あなたがガンであり、手術で取れば次の日から身体が元に戻ると思いますか?
生活習慣を改めて、日墓少しづつリハビリを重ねて何年もかけてようやく戻っていく。
髪も一緒なのです。ダメージの要因を取り除くことが手術
生活習慣とはダメージ用のホームケア、サロンでのトリートメント
こういう積み重ねが美髪に繋がるのです。
今回は毛先をいじらず、根元の伸びてきた部分のみくせを伸ばし
それ以外の個所はダメージが醜いため美髪再生トリートメントでカバー。
ひとまず毛先に体力をつけさせて次回矯正時に一気に補正していこうという流れ。
中間からの質感の差がモロに出ていますが
これくらい縮毛矯正の手法を変えるだけで質感の差が出てくるのです。
時間はかかりますがゆっくり美髪に向けて準備をしていきましょう・
いずれはこんな感じの美髪に必ずなれますのであきらめずに!