縮毛矯正、髪質改善トリートメントの失敗は長期戦
2020年09月13日
今ではプロ用の薬剤さえアマゾンで変えてしまう時代。
縮毛矯正剤も買えるし、自分でやる人も出てきているが
ほとんど失敗に終わるだろう。簡単そうに見えるけどそう単純なものではないし
長年どうやったら最高のクオリティでお客様にご提供できるかを考えてる身としては
そうそう簡単にできてしまうと私は必要なくなってしまうw
とにかく失敗事例が山のように積みあがってるし、相談も相変わらず多い。
自分でやる場合は特に修正が難しいと考えていいほど損傷している。
だから素人は絶対に手を出さないこと!
縮毛矯正もメーカーによってネームも違うしたくさんあるように見えて
実は薬剤って数種類しかないのね。だから薬剤というよりも
髪質と薬剤のマッチのさせ方。補修剤を適切に活用できる知識。
薬剤によるアイロンワークの工夫
このあたりが仕上がりに大きく影響を及ぼす。
髪質改善系も同じである。
チューニング失敗
リシオ失敗
M3D失敗
うじゃうじゃいるよw
キラスイっていまだに謎w
これってね、このメーカーの方法が悪いというよりもその薬剤を信じ切っている美容師の過信である。
シャンプー8回するというアホ美容師もいたそうだ。
洗うほどに艶がでて綺麗になるとね・・ここまでいくとカルト教!w
痛まない薬剤なんて存在しないのだから・・そこの認識から変える必要がある。
本当に髪質改善が実現可能かと言われればできる!
だがあくまでも今伸びてる部分だけでいずれ髪はまた伸びてくるのだから
そこに関しては自毛なのであるからくせ毛やうねり毛の改善を薬剤なくして完ぺきになくすことは不可能である。
ということはいかに長く継続して施術できるかに尽きる。
それが美髪への第一歩であり、それが1番難しいのである。
艶々の美髪にならない本当の原因
くせ毛で悩む誰しもが初めてあてた縮毛矯正の感動を忘れられないだろう。
それはまた髪に薬剤に触れたことがなかったからシルクのように滑らかであったからだ。
それが何度か繰り返す内に最初の感動は消え失せ、艶も喪失して乾きも悪く手触りも悪い。
こんな状態もまた誰しもが経験しているはず。
髪の構造は巻き寿司に似ており
海苔がキューティクル 具剤がたんぱく質。
海苔の剥離、米粒の欠損が生じていき。それが積み重なるとどんどん中心の具しかなくなり
最終的になくなって、ビビリ毛や髪が切れ毛になるのだ。
つまりずっと同じやり方をしているとどんどん髪は痛んでいくということ。
だから縮毛矯正は失敗が多く難しいのだ。
ここを復元させる方法も実は存在する。
しかし大抵は海苔の修復だけである。それが皆さんもご存じのシリコーンである。
これがキューティクルの代わりになるのだがこれだけでは米粒や具剤が復元しない。
ここからが重要なのだがこの先は相当に化学知識がないと具剤を効率よく詰め込んでいくのが難しく
結果的に痛んだ髪は修正できないでいるケースが多いので
いつまで経っても質感が上がらないのだ。
M3D失敗の名残がまだまだある・・
特に表面上の痛みは深刻である。M3dの失敗はテロンとしていて本来の髪質とは程遠い
特に軟毛で髪質的に細い方は海苔の厚みも具剤や米粒の量も少ないので
致命傷になりやすい。
そして1番の問題は根元のくせ毛がウェーブバックすることにある。
M3Dの失敗例の多くはこれかな。アイロンのテンションのかけすぎ・・
今回は緻密に策を練り、米粒と具材の補給を徹底的に行った。
見違えるように髪が生き生きとしている。
質感も取り戻せた。
くせ毛もばっちり伸ばして
継続してもダメージがそれ以上に広がらないようにしっかりと補修していけば
50、60、70になってもいつまでもダメージを気にせず
縮毛矯正や髪質改善はあて続けることができるのである。
美髪の女性は美しい・・
肌トーンを上げたいなら髪の艶感アップも忘れずに~。
マスク必須の今、髪に輝きがあると印象が何倍もよくなりますよ♪
それではまた!