カラーでキラキラ、キンキンに抜けるのは何故?
2017年06月10日
梅雨入りしたものの夏のような天気ですね。
毎年この季節になると縮毛矯正を希望のお客様が多くなります。
それともうひとつダメージとカラーが抜けてキンキンになったって方が多い
これは紫外線によるところが大きい!
ほとんどの方は肌を徹底的に防御するが髪の対策は何もしてない。
デミさんのサイトから引用
毛髪は紫外線により乾燥、強度の低下、表面の粗雑化、色素や光沢の消失などの影響を受けます。しかし、その機構はまだ詳しく解明されていません。通常、紫外線が毛髪に当たると紫外線は吸収され、毛髪を構成しているアミノ酸(シスチン、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなど)が酸化されて別の物質に変化してしまいます。こうなることで、毛髪を構成しているケラチンタンパクがダメージします。また毛髪のS-S結合が切れ、酸化によってシステイン酸(SO3H)が生成することでも毛髪がダメージします。プールや海水浴などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速され、さらにダメージが大きくなります。
漁師さんはこの紫外線の影響で例え黒にトーンダウンしてもキンキンの金髪みたく抜ける!
それも2週間以内くらいで!マリンスポーツのインストラクターなんて海水に浸かるしもっとひどい!
1日で全ての色素が流出しちゃうこともある。
皆さんがしている一般的なカラーは染料が酸化重合して毛髪内部で染料が大きくなり留まります。
通常であれば2ヶ月くらいは持つのです。それが紫外線にあたることで染料が小さくなり
シャンプーや海水などに浸かるとどんどん流出することになります。
これを防ぐには髪用のUVスプレーを使用することです!
キンキンに抜けるのは髪質とカラー剤
以前にご紹介したイルミナカラーでキンキンになったK様
この後1度カラーをしてある程度落ち着かせました。
前回に比べるとキンキン度合いが違うと思います。
明るいけど上品なベージュ系の綺麗な色です。この褪色過程も想定内でした。
でもご本人的にはもうちょっと暗くしたいとのこと。
透明感のある色ではなくダル系の濃いブラウンで重厚でリッチな質感に変えていきます。
ミルクチョコレートからダークチョコレートにするようなイメージ
全く同じカラーをしても髪質によって明るさ、色味、ダメージ度合い
全て違います。これがカラーの面白い部分でもあり難しい部分なのです。
8レベルというちょうどいいくらいのブラウンで染めたとしましょう。
Aさんはちょうどいい
Bさんはちょっと暗い
Cさんはキンキンになる
こんな具合で全然違った結果となる可能性を秘めています。
そのあたりは美容師達のスキルの見せ所だと思いますが
Cさんのように予想以上に明るくなるケースがあります。
K様はCさんのように予想以上に明るくなる髪なのです!だからこそイルミナカラーで
キンキンになった理由です。
もうひとつあります。
それは私達プロが扱うカラー剤はメーカーがたくさんあります!
明度はほぼ統一されていると思うので最初の誤差は少ない。
後々になってその差が分かるんです。
カラーというのは8レベルに仕上げるにはブリーチして10レベル程度にして
そこから染料が被さって8になっている。
そのため褪色してくると明るくなってきます。
これは皆さんも経験していることだと思う。
このブリーチ力が各社マチマチであることです。
イルミナカラーのウエラは昔からブリーチ力が高くて有名です。
アンダーを削る力が強いのです。
悪いことばかりではなくそうすることで同じ8レベルであっても透明感のある
仕上がりにできたりもしますので何をあなたがお求めになるかで施術方法も変ります。
今回のケースではK様の髪質的に明るくなりやすく、更に明るくなりやすいカラー剤の選択で
まるでブリーチで16レベル程度にまで抜いてしまったかのような褪色になってしまったこと
これが原因なのです。
ビールはキンキンはうまいけど髪のキンキンは嫌われてますねw
キンキンでキラキラ光る髪を直す方法
夏はキンキンが逆にいい!?
海には黒よりも金でしょ!?個人的な価値観です!
賑やかなシーズンは多少派手な色にしても馴染みますよ~
ハイライト系のカラーもやっぱ好きです!
キンキンを1度に修正することは可能です!
ですが予算もかかることなので
徐々に色を落ち着かせていく方法をオススメしております。
そうそう!キンキンになる原因はもうひとつある。
アッシュやマットといった寒色で染めた場合、褪色過程は黄味が強くなるからです。
そうならない人もいます。それも髪質w髪質って奥深いですよ、ほんとに!
キンキンを直したい場合は、ブラウンベースを基本にし
少し赤みやオレンジを足しつつ、希望明度よりも少し濃いめに染めます。
この過程を3回ほど繰り返せばOK!
髪のダメージにより染料が定着しないことも理由のひとつです。
特にアルカリの強い縮毛矯正をずーっとされている方は
タンパク変性とスカスカ感が半端ないので、キンキンしかならないこともあります。
カラーと同時にケラチンタンパクなど栄養成分をぎっしりと髪に入れることで
カラーの定着もよくなり、穏やかな褪色に変ってきます。
もちろん、髪のダメージ回復にも大切なことです。
特にロングの場合は髪を今までよりも労わってあげましょう。
オリジナルトリートメントとカラーの組み合わせがオススメです!
・髪の紫外線対策
・アッシュ系の色味を避ける
・カラーとトリートメントはセットで行うこと
・カラー剤の種類と髪質については髪質を把握してくれている美容師にお願いすること
・きつい洗浄剤のシャンプーは使わないこと
もし、髪質を分かってくれるサロンがない場合は必ず見つけましょう。
今後のカラーの色味、ダメージ度合いなども随分と変ってきます。
surのオリジナルのケア剤を開発いたしました。
アミノ酸系洗浄剤を使用しているので色持ちアップにも繋がります。
UVスプレーの利用もおススメ。通販サイトにも載せてますのでよければお立ち寄りください。
それではまた!