パーマ失敗の原因とストレートに戻す方法
2020年10月09日
パーマの失敗で何とかしてほしいという案件がここ最近多くなってきました。
季節的にも何か雰囲気を変えたいという思いからパーマでもあてようかという気分もよく分かる。
ずーっとパーマスタイルの方だと何の問題もなく
パーマとはどういうものなのか?
そこをしっかりと理解しておられるのだが・・
問題はここ5年、10年以上パーマしていない!という場合
パーマに多くを求めすぎなような気がする。
インスタやヘアスタイル画像を見てこんなパーマがやりたい!
イメージが膨らむし、こんなヘアスタイルにしてみたい。
特に深く考えずにフラッと近所の美容室でパーマあてると・・
え!?イメージと違う・・こんな経験はないでしょうか??
夢のないようなことを言ってしまうと・・
パーマは髪質を選ぶ!
直毛やくせ毛でも艶感のあるタイプにはおススメ!
それ以外の方はスタイリングに自信のある方のみやってもいいとおもう。
1番のギャップは髪を乾かしただけで簡単に決まる!と思っていること。
これがハマる人は直毛やくせ毛でも艶感のあるタイプだけである。
なんなら洗いざらしにスタイリング剤をパッパっとつけて完了するので最高の時短ヘアでもあるのです。
しかしそれ以外の髪質はしっかりと考えてからトライしましょう。
パーマで失敗する最大の要因
パーマで失敗する主原因にはお客様と美容師とのイメージギャップで
そこをちゃんと説明しているのかどうか?
今回の失敗例。
艶感がなく広がって痛んでいるだけのように見える。
ただこの状態であっても美容師でしたらある程度スタイリングスキルでカバーすることが可能。
しかしお客様は不可能。まずこれです!パーマのイメージギャップとして
これは昔からのプロの中では通説ですが映えるスタイルにするために
事前に仕込みをしている。なんとかパーマとか書いてあるのに実際は͡コテで巻いてるのはよくあることで
親身になってくれる美容師であれば、これ巻いてますね、パーマは本当はこうですよ!
という説明をしてくれるはずである。
艶、リッジを強調させるために巻いてるのである。
そんなの詐欺やん!?って思われるかもしれないがそれが昔からの通説なのだ。
このイメージギャップを埋めるために、HOT系パーマやバームなどの濡れ髪スタイリングが存在する。
要はパーマってただ普通に乾かすだけだとあてる前よりも確実に広がるし
艶感もなくなります。そこをスタイリングでカバーしていくのだ。
パーマあてれば朝起きてそのまま何もせず出かけられるわけでない。
そのことをよく覚えておいてください。
もうひとつパーマの失敗として多いのが
縮毛矯正をあてている場合である。
ストレートあてていると見た目は綺麗ので、いけると思われがちだが
実はこれが1番ハイリスクである。
今回の失敗はまさしくこれだ。
担当した美容師も特に履歴を聞かなかったそうだが
私は必ず確認します。それによりパーマの技法も変えなければならないからだ。
今回の失敗は普通にコールドパーマですからHOT系よりもまだなんとかなります。
アルカリ膨潤が酷いため、見た目はとてもチリチリですが深部までいってないので
修正は可能です。
失敗したパーマをストレートに戻す方法
見た目はかなり酷い状態なのでリスク回避のため断られるケースも多いかと思う。
ただ当店ではもっと難しい縮毛矯正の失敗の修正依頼も多いため
それよりも随分とストレートに戻せる確率は高い。
当店でパーマをストレートにする場合の方法は縮毛矯正での施術となります。
しっかりと補修剤を効かせながら行います。
髪は1度痛むと元に戻らないのですが
下ろせない状態からはすぐに解放されますよ。
くせ毛の方のパーマは要注意。
特にワンカールとか狙うとくせ度合いにもよりますが余計に広がりますからw
フラッと初めてのサロンにいくにはリスクが高いかな。
髪質の把握をしてくれているサロンでされることをおススメします。
痛んだ髪のヘアケアには絶対これ!!