肌や髪を大切にしたいならオーガニック石鹸は使用するな
2016年11月03日
冷え込みがきつくなってきましたね
温かくしてお過ごしください
さて、今日のネタは
自然派に関心が高くなり
ヘアケアにおいてもシャンプーなどの市場は
熱いですね。そんな
オーガニックヘアケアは必要か?
オーガニックシャンプーにまだ騙されるんですか?
オーガニックシャンプー
オーガニックカラーまでありますね
では質問です
オーガニックシャンプーの
何がオーガニックなのでしょうか?
オーガニックカラーの
何がオーガニックなのでしょうか?
えっ!?
全部でしょ?
そう思ってる人も多いと思うんです
実はこのオーガニックというのは
ほとんどの製品が
オーガニックエキスのことを指します
そしてこのオーガニックエキスというのは
全体の%からするとごくわずかの
数%にも満たなかったりするのです
何故なら特に規定がないからです
だからオーガニックエキスが
たった1つ配合してあるだけで
あたかも全ての成分がそうであるような
謳い文句にもできるわけですね
オーガニックシャンプーが流行した背景として
、オーガニック食材に注目が集まったあおりを受け、
食べるものがオーガニック、無添加が良いなら、
肌につけるのもオーガニックが良いだろうという安易な流れから
オーガニックエキスで
髪の問題や肌の問題を解決できるなら
私たちもこれだけ髪のことで
色々と新しい知識をつけなくても
よくなりますね、要するに無農薬の野菜などで髪や肌が良くなるならば
苦労はないということです
そしてそんな簡単なことでもないのです
そして洗浄剤でも
オーガニックはあるんです
ヤシ油硫酸エステルナトリウム
わー、ヤシ油から洗剤ができるんだ
安心できそう
肌に良さそうと思う人も多いと思います
それでもこの成分は
みなさんお嫌いの硫酸系シャンプーと言われる
高級アルコール系
実はこの硫酸系のシャンプーは
天然からでも合成からでもできてしまう
オーガニックだから肌に優しそうというイメージありますが
抽出方法の違いだけであって
作用は何も変わらない
だからバリア膜を壊す
脱脂力の強いシャンプーとなります
食品は未精製、化粧品は精製度
オーガニック食品とオーガニックヘアケア
同じようで全く違う性質です
その勘違いが悲劇を生む原因
オーガニックケアをしてもいい髪質は
ストレートで痛みもなく艶があり
まとまりのある髪質
それ以外のダメージでお困りの方
くせ毛の方
こういう場合は合わないと思ってもいいと思います。
食品の場合精製されていない部分に栄養分がぎっしりと詰まっていて
身体の栄養源になります
化粧品類の場合覚えといて欲しいこと
精製されていない部分=不純物
不純物=アレルギー性が高まる
つまり敏感肌の女性にとっては
とても刺激になり。肌が痒くなったり
吹き出物が出たりトラブルが出てきます
ちなみにシャンプーしたあとのすすぎ時に
きしまないシャンプーというのは
化学的に毛髪に手触りが出るように吸着するように出来てます
ノンシリコンで手触りが出せるのはこのおかげで
これがシリコンであるのか
植物性のセルロースやキトサンなどであるかの違いだけです
これがないことにはアミノ酸系が優れていようが
ガシガシになるのです
植物性か合成か論じるよりも
精製度をチェックしたほうがいいかと思います
合成油を精製度を上げたもの
天然油100%もの
この両者
一見すると天然油のがいいように思いますよね?
しかし現実は合成油の精製バージョンのが
遥かに刺激の少ない製品となります
そして肌や髪へのなじみがよくなるのです
天然成分を精製してこそ意味があります
椿油もオリーブオイルも
天然100%であれば黄色くて匂いもある
そして手に取るとベタつきを感じるかと思います
これを肌に塗れば痒みが出やすくなり
髪に塗るとべたつきとテカリが出ます
これらを立派な合成技術 精製度を上げていけば
無色透明の無臭のサラサラのオイルに変わります
これでようやく化粧品グレードになるのです
肌につければ肌になじみますし
髪につければやわらかさを付与できたり
艶が出ます
艶とテカリは一緒のようで全く違うのです
椿油のロングセラーのメーカーはこのテカリしか与えません
売れているもの=良質なものではない
化学合成というものを敵に回したとすれば
ずっと時代はそのまま
それ以上のものが出回ることもないでしょう
化学を上手に取り入れた天然成分というものが
低刺激で効能も出てくるのです
どうか食品と化粧品を混同しないでください
オーガニックの唯一の利点
人工香料不使用のものが多いです
私も人工香料にはアレルギーがあるのか
香りのきついものを使用したりすると
気分が悪くなり、頭がおかしくなってしまいそうです
芳香剤や柔軟剤もですが
かなり香りがきつい製品が多いです
スーパーの芳香剤売り場に行くと
気分が悪くなります
その点、オーガニックであると
精油を使用しているので香りがやわらかく
アロマ効果も期待できますし
いい香りでリラックスできます
ちなみに美容室専売品は比較的香りがマイルドです
ドラッグストアなどで売っている市販品は
香料がかなり強く気分が悪くなるものが多いです
市販品はどうしても安価ですから
原料臭がきつく
その臭いを隠すためのマスキング香料が強いためだと思います。
自分で使用して不快でない製品達
そして効能が期待できるものを
全国から探し出して販売しております
残念ながら私が見る限りで
納得できるものは1割満たないくらいです
そのため、探すのにもとても苦労するんですよ^^:
安全性が高くても結果がいまいちとか
これは非常に多くて
安全性が高くて効能もいいけど
製造地が東よりだとか・・
基本的に製造地が西日本産でないと
販売しません
何故なら放射能汚染が怖いからです
ここまで考えている美容師もほとんどいないと思いますが
私のこだわりです
本当に安心でいいものをお客様に使っていただきたいから
本当にこだわって作った生産者の方
それを求めているお客様
これを結ぶ意味もありますね
本当に良質な製品ってほとんど宣伝していないし
ネットにも流通しませんし
お客様は知る術もない
だからこそここを繋げていきたいし
それこそ野菜でいう
地産地消
兵庫県や関西地区で育てられた原料で
シャンプーとか化粧品とか
こだわりぬいた一品を販売していけたら
最高やな~なんて最近思ったりしてます!
ちなみに私のオススメシャンプーはこれ!
ちょっときしむけどトリートメントでカバーできます
豊かな泡立ちが地肌にとても気持ちいい
我が家は全員これで洗ってます
主剤もラウロイルメチルアラニン
これが最も低刺激かつ選択洗浄機能があり
バリア膜を壊しません
これからの季節
乾燥性のフケに悩むお客様が多くなります
ほとんどがシャンプーでの脱脂のしすぎ
洗浄力が高いものは使わないようにしましょう
それではまた!