頭皮臭、テカリ、べたつきを改善するための方法
2020年11月14日
女性でも頭皮のべたつき、頭皮臭が酷いケースも一定数おられる。
これには複数の原因がある。
- シャンプー剤が合っていない
- すすぎ残し
- 洗い方
- ストレス
- 栄養不良
- 薬の副作用
主にこんな感じである。では順に見ていこう。
シャンプー剤が合っていない
すすぎ残し
洗い方
これについてはシャンプーリテラシーが低い方が実は多いのだ。
皮脂分泌量が多いのに、保湿系のシャンプーを選択して
皮脂を取り除けていなかったり、逆に強すぎる洗浄剤を使用して脱脂しすぎると頭皮を潤そうと皮脂分泌量があがり、べたつく。
まず大切なことはご自身にマッチしたシャンプー剤をセレクトすることである。
これは自分で決めずにぜひプロの意見も参考になさってください。
自身が感じていることと、プロが感じていることってマッチすることって意外に思うかもしれないが少ない。
何故なら、基本的にあなたは自分自身の髪しか触らないから他人と比較する機会がほとんどないためである。
プロの美容師は何人ものお客様の髪や地肌を見ているからそのデータを活用しながら客観的に判断できる。
なのでシャンプーセレクトは担当美容師とぜひ相談しましょう。
当店のべたつき、頭皮臭の方に最も人気なシャンプー
扱いも長いですが非常にリピーターさん多し。
それと剤ではなく、洗い方やすすぎ時の問題の場合もよくある。
正しい洗髪の仕方を幼少期から習っているわけではない。
ただなんとなくこうだろうというイメージでやっている方が多いと思う。
まず本質的なことから・・
洗髪の主目的は、皮脂と、それが変質した遊離脂肪酸を、長時間頭皮に残さないようにして、頭皮の荒れやニオイの原因を取り除くこと。
これをまずよーく覚えておきましょう。
髪の表面からなで洗い、なですすぎだけで済ませているケースが多々あります。
お皿についた油汚れを想像してみましょう。
なで洗い、なですすぎだと必ずぬめりが取り切れていないはずだ。
しっかりとスポンジで擦って、しっかりと手を使いながらすすぎを行うからこそ
お皿の油汚れは取れるのですよ。頭皮の皮脂も全く同じこと。
シャンプーはしっかりと指の腹を使って頭皮をマッサージするのです。
擦るのではなく毛穴から皮脂を絞り出すようなイメージで行うこと。
これで安心しないで。まだここからがべたつき、臭いを抑えるのに大切なこと。
頭皮をマッサージするように洗っていてもすすぐ際に頭皮に触れていないという人が多く見られます。すすぎの時間もシャンプーを行き渡らせている時間よりかなり短い傾向です。
洗浄成分でせっかくキャッチした頭皮上の皮脂や脂肪酸などの油性成分も、しっかりすすがないとシャンプーと一緒に残ります。
最低でも3分は丁寧にすすぎ洗いをすること。すすぎにはマイクロバブルシャワーヘッドをおススメしたい。
すすぎの効率的が非常に良くなります。頭皮のべたつき、臭いの大半は脂肪酸臭であり、これはすすぎを入念に行うと
かなり軽減する。ここまでが正しい洗髪の方法である。
これは美髪、育毛においても最も基本的なこと。
ただこれを実践していても全然効果がない場合もある。
- ストレス
- 栄養不良
- 薬の副作用
上記のどれかになってくるのだが、隠れた病がある場合などにも頭皮臭が漂う場合もあるので要注意。
- ストレス
ストレスの場合であるがストレスホルモンのコルチゾールが分泌されると、体はそれに反応して過剰な皮脂を分泌します。
そのべたつきが心理的要因なのである場合は極度の脱脂をしてしまうと
人間の皮膚には皮脂をエサとするマラセチアという常在菌がいますが、肌が乾燥していると通常以上に増殖し、結果的に炎症を引き起こす。
この判断がとても難しいのですが、誤ると更なるトラブルを引き起こし悪化してしまうので自分自身の内側の声に耳を傾けて
ストレスが原因と判断できるのであればそのストレス緩和をどうすればいいのか?じっくり向き合いましょう。
個人的な手軽にできるストレス解消策は、普段と違う景色を見ることです。ショッピングとか街の雰囲気を楽しむのもいいけど・・
こういう情報インプット型の世の中だからこそ、自然のアクティビティを体験することです。
砂浜で波の音を聴く、森林で鳥のさえずり、樹木の揺れる葉音なんて最高のリラックスサウンドである。
デジタル音源とアナログ音源は聴覚では同じと思うが、五感をフルに使えるアナログ音源の良さがそこには存在する。
- 栄養不良
現代人の食生活は炭水化物、糖質過多である。ショートニングやスナック菓子などの変性した油の摂取も多いのが現状だ。
身体は酸化、糖化といった身体の錆、つまりは老化に繋がる。これは結果的に肌のターンオーバーがどんどん遅れる原因となる。
正しい食生活がベターであるが難しいのであれば、せめてビタミンCとビタミンEで抗酸化作用を高めよう。
詳しくはこちらをご覧ください。
- 薬の副作用
今現在取り組んでいる案件でもある。
クスリはリスク
私事であるが、コロナの最も怖かった時期は色んなものにアルコール消毒をしていた。
アマゾンからくる荷物、スーパーで購入してきたもの全て・・
遂には消毒用アルコールで部屋の掃除までそれが日常的になっていたのだ。
ところが急に妻の顔がまるで私が殴ったかのようにパンパンに腫れあがってしまった。
さすがにこのときばかりは皮膚科に見てもらうことに・・。
しかし私が期待したような診察は皆無であった。
特に確認することもなく、触診するわけでもなく、ステロイド出しとくからまた1週間後きてね。
おいおいwwこれが多くの皮膚科の実態である。
私も昔に手荒れで伺ったときに、君はアトピーだからステロイドしか治せないよ。と言われたことがあります。
もちろんステロイドは今回も使わず。原因はアルコールによる常在菌の死滅、バリア膜破壊、
刺激に過敏になってる状態で、今まで大丈夫であった化粧品もしみるとのことで
超敏感肌用の保湿ラインに切り替えたところ、数日で症状は治まり、今は至って普通である。
このように何を選択するかにより運命が決まってしまうため、本当にそれが正しい判断なのか?
しっかりと自分で考えてあなたも選択しよう。誰かの意見を参考にするのは構わないが鵜呑みにしないように・・・
さて今回の案件
今の1番の悩みはオイリーな頭皮。そのために強めのカラーで強引に脂を除去されてきたみたいだがそんな荒療治は必要であろうか?本末転倒ではないのか。
今ある症状を排除したところで結果的に解決にはならない。時間はかかるが根本的な原因を突き止めないとならない。美容師の観点から1度抜け出して今までの経歴を掘り下げていくと…。
アトピーで小さい頃からずっとステロイドを塗っていたとのこと。最近は使っていないそうだが…幼少期から数年前まで使ってきたということは…。
ステロイドは皆さんご存知の消炎作用のある即効性の高い薬であるがこいつには天使と悪魔が存在していて、活性酸素を除去するのだがステロイドは脂質であり、強烈に酸化しやすい性質を有しており、酸化ステロイドへと変性するのだがこれはいわゆる過酸化脂質となり、活性酸素の発生源となるのだ。つまり活性酸素を除去してるようで逆に過酸化脂質として蓄積されていく…。天然のステロイドであるコルチゾルは分子量が小さいため、排泄物として排出されるのだが合成ステロイドは天然ステロイドの1000倍程度まで分子量が大きくなるため排出されず皮膚組織に溜まりつづける。そこで活性酸素を常に発生し続けてるという…負のスパイラルに陥ってしまうのだ。だから皮脂も独特の臭いを発生させてしまうし、変性したオイリーな皮脂はこれが原因だろう。
ただこれはステロイドのリバウンドであるのだが悪いことではなく、これも自然治癒の一種で悪いものを体外に押し出そうとする本来の力である。
時間はかかるかもしれないがこういった問題はいずれ解決する。
そのためには抗酸化対策を徹底して行う必要があるため、今後はサプリメントと育毛スパを併用して今後の経過を見守りたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
全ての結果は必ず原因があります。その原因が分かるまでに時間、お金、労力がかかるのは事実ですが
これらの要因を全て消せたとき、べたつき、頭皮臭問題は改善しているはずです。
それではまた!