ビビリ毛にもしなってしまったら?
2017年02月03日
今日は初めての体験をした
今までメールでは何度か美容師さんからの
ビビリ毛にしてしまったんですけどどうすれば治りますか?
そんな質問をごく稀に聞かれることがある
今日は電話でビビリ毛にしてしまってどうすればいいのでしょうか?
こんな質問をいただいた
これって相当勇気のある行動
見ず知らずの美容師に対してこういった質問はなかなかしにくい
そこは企業秘密ですと言えば簡単なこと
ちなみにこの近くの美容師さんでした
だから余計に驚いた
女性美容師さんだからできる神業かもしれない
男である私らにはプライドが邪魔してそんなことが聞けない
だからそんな勇気ある行動と
お客様に対して申し訳ない気持ちと
どうにかしてあげたいという気持ちが感じ取れたので
電話だけどアドバイスすることにした
施術の流れと髪の状態と使用薬剤をチェック
そうすると問題点が見えてくる
ビビリ毛を作ってしまいその後に自分なりにアレンジして
2度ほどチャレンジしている
ちなみにコスメ系薬剤使用
コスメ系とは医薬部外品が多いストレート剤の中で
化粧品登録の薬剤
大抵はシステアミンです
10数年前くらいから主流になってました
当時ケミカル知識に疎い私は
まさしく今回と同じようにビビリ毛を作ったことがある・・
だから気持ちはすごく分かる
コスメ系の薬剤だから痛まない
そう信じていたし、メーカーサイドもそういう伝え方をしていた
痛んでいる箇所に使いなさい的な感じだった
ちなみに私はビビリ毛に対してシステアミンは使わない
大手メーカーのほとんどがコスメ系と言えども
アルカリは入っているし、シスアミはPH上がるにつれて
還元作用も強いです
中性領域とか酸性の薬剤って大手さん作っていないんです
このあたりは大型サロンなどでは大手メーカーとの契約などがあり
自由にメーカーを選べないという部分も大きい
私みたいに個人でしていると
それこそいいところを取ってくるなんてことも容易です
でも結局のところ
治せるビビリ毛と無理な場合もある
お客様サイドに立てば
ビビリ毛にならないことにはどんな状態か分からないでしょう
きっと鏡を見るたびに泣きそうになることでしょう
ブローしようがオイルつけようが
トリートメントつけようが治らないんですから・・
1つ大事なことは
縮毛矯正やパーマにカラーと
マニュアルがあり、その工程どおりにやりさえすれば
なんとかなるわけです
けれどビビリ毛修正に関しては
そういう専用の薬剤もないし
マニュアルもないのです
だから美容師自身の経験と勘
これしかない!!
電話をくれた美容師さんはきっと凄腕になるでしょう
お客様の髪質が悪いからビビリ毛になった
そうやって責任を擦り付ける美容師もたくさんいるのです
その中で自分の非を認めて
なんとかビビリ毛を治そうとしている
失敗は成功の元
きっとこの失敗から大きく成長するはず
素晴らしい!頑張ってね!
それではまた!