髪の焦げ!熱炭化の怖さと直せないビビリ毛の違いとは!?
2022年06月17日
約30年ほど縮毛矯正をしているのですが、1ヶ月前に当ててもらった後、
髪がゴワゴワして逆にまとまりが悪い状態になってしまいました。
多分Surさんのサイトに載っているビビリ毛じゃないかと思うのですが、
少しでも良い状態になるように見てもらう事は可能でしょうか?
実際に拝見するとプロであるはずの私から見ても
どこが??
そう思うほど綺麗な状態であった。
表面上は綺麗。
修正にもう1回施術してもらったとのこと。
分かりやすいビビリ毛
こういった場合は比較的落ち着きやすい!
それに対して今回のような
一見するとビビリ毛だと気付かないケースのが
直らないことが多い。
派手な場合は薬剤が原因であることが多い。
これに対して地味なビビリ毛とは
アイロン熱ダメージが原因の場合が多い。
熱ダメージは髪の焦げである炭化。
これは炭になっているので
直す方法はありません。
切る以外の方法はない。
とは言えこのビビリ毛は
縮毛矯正施術中の現場で起こる出来事であり
担当した美容師にしか本当のことは分からない。
どんな薬剤を用いてどのような施術に繋げたのか?
担当した美容師でさえも分からないケースもある。
1本の髪でも中間は生きていて
毛先は炭化している。
根元のリタッチ部分の薬剤のオーバーラップが原因である
中間付近の一定ラインのビビリ毛。
ビビリ毛といって部位によって違うし
1本の髪の上でも違う。
これらを全部推測の上、施術していくのだから
はっきり言ってすべてを修正することは不可能である。
ビビリ毛になりやすい場所と直せないビビリ毛の状態
今回はビビリ改善が不可能である状態をお見せします。
襟足のビビリ毛。
ここの髪は細くてジリジリになりやすい。
髪の水分のドライコントロール。
アイロンの角度。
はたまたネープはシャンプー時に潰れやすく
すすぎ残しが出やすいエリアなので厳しい。
髪を面で整えるとほぼ分からないが
パネルを引き出すとところどころのチリつき。
これは完全に炭化していてこれも切るしか方法はありません。
個所としては耳回り。
ここの髪も細いので非常にチリつきやすい。
フェイスライン一体がデンジャラスポイントです。
このようにビビリ毛は基本的に修正は不可能です。
しかし同時に混在する問題点として
根元のくせ毛が伸びておらず
縮毛矯正後なのに余計に広がるといったケースも良く見られる。
このことからも修正ストレートをあてることで
面が整い、馴染ますことはできることも多い。
ビビリ毛を根本的に解決する方法はなく
あくまでも目立たなくする技術であって
何年もその影響は残るため
気長にカットしつつ、極力痛ませずに
ケアしていくこと。
遠回りのようですがこれが最短ルートであります。