痛んでいても切りたくない・・!そんな時の対処法
2018年06月14日
痛んでいても切りたくない・・
ビビリ毛であろうが枝毛であろうがとにかく長さをキープしたい!
そのような方が一定数いる。
髪は皆さんもご存知のように1度痛んでしまうと2度と元の姿には戻らない。
処置すればなんとか質感を改善することはできるがそれも永遠ではない。
このような状態。
ヘアカラーの繰り返し、縮毛矯正の繰り返し。
その履歴が溜まっていく一方。
私が担当してからまだ半年程度。
クセ毛なので縮毛矯正は必須の髪だ!
毛先はビリビリなため、触れない状態。
しかしコームスルーさえ不可能な状態。。
長年担当させているお客様の中にはこのような状態の方は1人もいない。
必要なこと以外しなければいずれ髪は綺麗になってくる。
今まではなんだったのか?そんな風に思われている方もたくさんいる。
彼女の毛は軟毛で少なくとても痛みやすいデリケートな髪。
薬剤のストライクゾーンが狭く、緻密に計算しないとすぐに痛むしビビリ毛にもなる!
本当はばっさりとカットしたい!
しかしそれはさせてくれないw
でもこの絡まり具合はお客様もストレスだろうが私も相当ストレスなのだ。
だから今回は諸刃の剣で毛先まできっちり薬剤を塗布してみる。
このようなハイダメージの毛にはどんな強力なトリートメントであっても
全くの無意味だ!質感なんてよくならない。
このようなハイダメージになった理由は縮毛矯正にある。
油汚れには油で落とすのが1番効果があるように
縮毛矯正には縮毛矯正を・・・
これが唯一切らずに質感を大きくチェンジを期待できる方法
しかし失敗すると完全に髪の組織は破壊される難しい施術だ。
しばらくはカラーも控えるということだったため
ノーダメージのハーブカラーで縮毛矯正と同時に色素も入れ込む。
毛先の荒れ、毛羽立ちは完全に抑えきれていないが
指がスルッと通る!ゴワゴワしていた部分は解消された。
ツヤ感もいい感じに出ている。
これで毛先をばっさりカットすれば
今後はいままでのようなダメージで悩まされることはないだろう。
ただ・・あまり調子に乗らないように・・
自分の毛はツルツルになったから、ダメージとは無縁になったと勘違いしている方もいる。
それと長年の付き合いの顧客様になってくると
この仕上がりが当たり前になってくる。
そうすると自分が今までダメージで悩まされていたことを忘れるw
そして他店でカラーくらい大丈夫だろ!?ってすると・・
バサバサになりひどいことになる。
実はこのようなレスキューもまた最近多いので忠告しておこう。
今顧客様が感じているその質感は当たり前のようで当たり前でない。
せっかく頑張ってきたことも1度の失敗がまた振り出しに戻ってしまうということも肝に銘じておきましょう。
個人的にはそういう失敗もまた経験だし、髪の大事さにも改めて感じれるいい機会と思うので
そんな失敗もありかなと思うけど、本調子に戻るまでの期間を考えると
無謀な冒険はしないほうがいいとは思いますw
それではまた!