痛みが激しい繰り返しの縮毛矯正!ツヤツヤ美髪の条件
2017年03月02日
ご新規のお客様F様
初回から強烈なインパクトを与えてくれた
まずはメールで問い合わせをいただいた
私は強いクセがあり、髪自体も硬く太いので、
雨の日などは膨れてしまい、小学生からストレートパーマをかけ始め、
現在は3ヶ月ごとに縮毛矯正をかけています。
小学生の頃から比べたらクセは少しマシにはなりましたが、
今までで待てて4ヶ月が限界でした。
現在31歳ですが、大学からずっとカラーもしていました。
ただ、髪の傷みを改善するためここ半年くらいは黒髪にしていました。
少し髪も回復してきたので、今回ある美容院でカラーをしました。
黒染めもハーブカラーでしたし、
今回のカラーも傷まないように気をつけてもらったので、
髪の傷みは気にならないのですが、オーダーしたより黒く、
ほぼカラーしたのが分からない状態になりました。
数日様子を見ましたが納得がいかず、黒いままなのでやり直してほしいと言ったら、
ダブルカラーをしているのですぐにやると髪が傷むと言われ、
じゃあ1ヶ月後にと言ったらそれなら有料になると言われました。
ですので今回は返金してもらうことにし、
今後は別のところに行こうと探していたらSurさんに行き着きました。
縮毛矯正をかける時は色が少し落ちるのであまり明るくすると
髪が傷んで見えるのは理解していますが、
やはり分かるくらいには色を入れたいです。
やはり、1ヶ月は待った方が良いでしょうか。
そしてご来店いただきカウンセリングをする中で
目には大粒の涙が・・・
よほどショックだったのでしょう
結局、その美容院では返金してもらえず
逆にクレーマー扱いとされ逆に訴えると宣言されてしまったのです
これは醜い話
今まで信頼していた美容室に裏切られたのですから・・
ですが起きてしまったことはもう取り返せないので
過去を振り返らず、今やこれからのことを考えていきましょう
そのようにお伝えしました
硬い太い多い髪でも大ダメージになる縮毛矯正の悲劇
Fさんの髪はとても多い
通常このようなタイプはダメージされにくいとされている
ですがFさんは軟毛並みのスーパーダメージ毛
3ヶ月に1度 それを20年もしている!
まだアイロン矯正時代ではなかった板を貼り付けるストパー時代から・・
そしてこの髪質のセオリーである
アルカリ度が高いきつい薬剤を用いて
極めつけダブルカラーで更なるダメージ
F様の自の髪質を見る機会をいうものもほとんどないといった状態
どれだけ強い髪質であってもずっと薬液に浸っていれば
親水化してパサパサで弾力もなくなるのです
ご来店時はアイロン入れていたのでくせはあまりないようにみえるけど
捻転のチリついた強めのクセでした
この毛先のダメージがクセを更に悪化させる原因
繰り返しの縮毛矯正に繰り返しのヘアカラー
エンドレスに続く髪のダメージ!負のスパイラルから抜け出すためには?
薬剤への比重を軽くする
その上でのご自宅でのケアの徹底
特に薬剤のパワーはとても重要です
今回は初回ということもあり
オーソドックスなラインで様子見
そこからスペックを煮詰めていく!
これが私のやり方です
今回特にアルカリは必要ない髪質だと施術して感じたので
次あてに来られる時はもっとスペックを落とせそうです
縮毛矯正するとカラーでムラになりやすい
クセの強さ、髪の量で縮毛矯正の時間は大きく変ってきます
案外長さよりも量が時間を左右しますね
余計なことはしない
地道にコツコツしっかりと丁寧に
縮毛矯正を長く続ける秘訣です
ツヤ感だって戻ってくるのです
F様の最初の質問であった黒くなりすぎた部分について
ダメージすればするほどカラーでムラになりやすい
これは極度に痛みが激しい毛先はとても色の吸い込みが早く
希望色よりも濃い目に染まりやすい
逆に根元は明るくなりやすいため
いわゆるネモキン状態になってる人が多い
このあたりは美容師側の緻密な計算とテクでカバーするしかないです
ちなみに今回はカラーの直しはしませんでした
なぜなら1ヶ月も経てば色が取れて再び明るくなってくるからです
これも余計なことをしない!
その場限りの解決策は見出せても
今後のことを考えれば、今よりも状態が悪化することは見えている
特に縮毛矯正している人のダメージの質は
月1レベルでカラーしている人とは全く異なるレベルのダメージです
長期スパンで考えていかなければ美髪に導くことは不可能!
多くて硬い太い髪質の場合
可能な限り丸みをつけて視覚的なやわらかさが欲しいところ
まっすぐのピンピンは髪をより多く見せてしまうからです
過去を忘れてこれから一緒にケアしていきましょう
ありがとうございました