誰も教えてくれないインディゴヘナ!二度染めする必要がない理由
2022年10月15日
ヘナのオーダーはとっても多くなりました。
それは繰り返しの白髪染めによる
毛髪ダメージによる
髪や頭皮の限界が見えてきているから。
10年先も綺麗で
健康的で美しくなれるには
ヘナ一択と言っていいでしょう。
ノンジアミンの紹介もしたが
しっかりそして明るく染めるには
アルカリ成分を混ぜないとならないし
ジアミンアレルギーの方に
おススメですし
白髪染めの代替えとして
無理なく、デザインを犠牲にせずに
楽しめるカラーであるものの
ヘナのようにヘナの成分が
毛髪内に架橋して
ハリコシ感
要は髪をしっかりさせる効果
薬草ハーブの頭皮の炎症抑える効果
こういった効果は
ノンジアミンにはない大きな魅力です。
とは言えナチュラルヘナであると
オレンジにしか染まらない。
それもブラウン味を帯びない
鮮明なオレンジに白髪は染まる。
そのため白髪量が多い方
部分的に多い方
このような場合は明るく派手に見えてしまう。
もちろん似合っている方もたくさんおられるけど
見た感じの印象はとっても派手に見える。
服装もダークトーンだと
頭に目線がいくので
極力明るめのトーンにするなど
ファッションにも気を使わないとならない。
そのためインディゴを
後で被せる方法があります。
ヘナ+インディゴ染めを推奨しない3つの理由
ヘナで一旦染めて、オレンジになった髪
この上からインディゴで再度染め直す。
これを二度染めという。
他店ですっと二度染めをされていたお客様。
良い感じにブラウンになってます。
こんな風に二度染めをすると
深いブラウンから黒に近い色味になる。
そんな二度染めを私は推奨しない!
メニュー化はしていますが
ほとんど出番はありません。
経営目線で考えたらオイシイ話なのだが・・。
ではその理由について
- 時間がかかる
- 料金が高い
- 色味チェンジが不可能
1についてはやったことある方なら
お分かりでしょう。
今回のお客様もサロンに3時間滞在したそうだ。
白髪染めって染める頻度が高い。
多くの方は一ヶ月に1回染める。
このご時世3時間は長すぎる・・
2について
料金は2回染めますから
その分高くなります。
予算に余裕のある方なら
問題ないけど毎月はこのご時世しんどい方も多いだろう。
3について
色味のチェンジ面
これは何度か記事にしているけど
やはり最大のネック。
インディゴで染めると暗くなるんです。
その暗くなった部分を
暗いからヘナで明るくしようとしても
明るくすることはできない。
これはブリーチを使っても
明るくすることはできない。
おいおい。それって
前の記事と被ってるやん!って
思われた読者の方
実はここからが本題!
誰も言いたがらない!インディゴヘナ二度染めの実態!
よーく見てくださいね。
なんだかオレンジっぽく感じません??
この方1か月前に染めたのですよ。
二度染めで3時間かけて・・
なのにオレンジに褪色してきているんです。
もちろんヘナ単体よりも
彩度は低いけど。
何が言いたいかって?
インディゴってとっても落ちやすい!
変色しやすい!
二度染めしたからって
持ちが倍になるとは到底思えないわけです。
これ!カラーで考えると分かりやすい・
ブリーチして金髪にするでしょう。
その上からアッシュ被せる。
ちょうどインディゴに近いカラーなので
参考までにアッシュで。
そうすると綺麗なグレー系になります。
じゃあ1か月後どうなったのか?
金髪ですww
インスタのキラキラした
綺麗なグレージュの末路
なんとなく想像できるでしょう。
なんだか薄っぺらい時代だな・・
インスタに本質的な情報は載ってませんよ。
考えてみてください!
あなたが本当に好きなお店
まあここは私のお店とさせくださいw
インスタにおすすめですよ~
って投稿しないでしょう。
何故なら自分の予約が取れなくなるから。
飲食店とかもそうですよね。
予約いっぱいで入れなくなったら
嫌じゃないですか・・
だからインスタに本当にオイシイお店
お気に入りのお店はそこにはないんです。
話逸れましたけど・・
美容師なら1カ月持つなんて
あり得ない!と分かっているはず。
せいぜい2週間が限度です。
濃く暗めに入れても3週間ってところ。
カラー用のケアをしてもですよ?
物理的に染めてる以上限界なんです。
ましてやヘナインディゴの場合
完全なる天然のもので
浸透剤も何も使っていないため
ヘナを先に浸透していると
キューティクルの内側には
先にヘナの成分が侵入していて
インディゴの成分は内側の浸透は
かなり甘く
キューティクル表面付近を着色しているイメージ。
感覚として弾いているのを感じる・・
あくまでも私の推測であります。
だから私は推奨していないのです。
当店でインディゴ染めをしている方は
1度染めです。
ヘナとインディゴを混ぜて染める。
インディゴの割合を多くして染めている。
お仕上げまで1時間半。
ちょうど二度染めの半分の時間で終わる。
ヘナを先に入れ込んでいないからこそ
よく浸透して染まりも良い。
そして変な赤味が出ない。
インディゴの発色はヘナと違い
酸化促進がゆっくりです。
帰宅してからも
お湯でしっかり洗う。
シャンプーは3日禁止!
お湯のみ!
ドライヤーも3日間禁止!
熱を加えると酸化がストップして
紫に発色して終了!
しっかり濡らして、濡らして
放置!
これを行えば
4週間後も色落ちしない。
伸びてきたリタッチ部分だけが気になるでしょう。
インディゴヘナの最大のメリット
染めた直後はグリーンです。
これが上の工程を行うことで
ダークブラウンに定着する。
そして私が感じる
インディゴヘナの最大のメリットは
伸びてきた白髪が目立たないこと!
このお客様は4年くらいインディゴヘナだけで染めている。
それまでは白髪染めの黒だったので
1カ月すると明るく褪色していた。
それが群青色のような
とっても粋なカラーになっていて
70代なのにスウェット入ってスニーカー
ダメージデニムも履くし
フランスにいそうなお洒落上級者の方です。
インディゴヘナを着こなしている!?
グレーのようなモーブのようで
ヴィオレットのような
白髪染めではとても出せないカラー。
これって白髪率によっても
色合いは異なる。
黒ければ黒いままだし
白髪率が70%前後でこんな感じになる。
個人的におすすめなのが
白髪がちらほらレベルであれば
ヘナを推奨したい。
というのもインディゴはグレーのような
白髪に近い感じなため
黒の中にあると目立ちやすく
一見すると染めっていないようにも見えるため。
白髪率が高い方はインディゴヘナ
1度染めで十分発色もするし
持続性も高い。
そもそもヘナをしているお客様は
必ず月1回染めているので
二度染めは必要ない!と思います。