乏毛症で切れ毛薄毛それでも縮毛矯正はできるのか!?
2023年11月24日
先天的に髪が薄く
縮れた髪が全体に出ていて
頭皮に張り付いてしまって
切れ毛になり下に伸びていかない。
乏毛症と呼ばれています。
先天性乏毛(ぼうもう)症は先天性貧毛症とも言われています。
生まれつき毛(髪)が少ない毛髪疾患です。
縮毛を伴う場合も多いようです。また、毛量などには個人差があるようです。
日本国内では約1万人に1人の頻度で患者がいると推定されています。
現在のところ治療法はありません。
残念ながら直す方法は今はまだない!
とは言え医療行為として
治療法はなくても
美容の技術である程度カバーすることはできる可能性がある。
当店のお客様にも数人いらっしゃいます。
人によってクセの強さは異なります。
縮れて丸まって切れて伸びない。
とてもとても思春期悩んだろうし
大人になった今でもその何も変わらない現実がそこにあり
大変な思いをされてきたのだろうと思います。
乏毛症を患っている方の多くは
頭皮が敏感です。それは何故なのか不明ですが
通常のカラーもできなかったりする。
そこで私には何ができるのか
考えた時に
ます丸くなってしまい切れてしまう髪を
真っすぐ下に伸ばせる状態にしたい。
その上で沖縄産ヘナで頭皮の保湿
髪のコシを取り戻し、白髪も染めて
少しでも気分を楽にさせてあげること。
当然リスクもあります。
薬剤耐性が低い髪であることが多いので
通常よりも慎重な施術が必要になります。
今回選択したのは
縮毛矯正とヘナ。
ヘナの件はまた別件で解説しますが
今回は縮毛矯正。
乏毛症で縮毛矯正をあてるときの注意事項
乏毛症は通常の毛髪よりも痛みに脆い。
一発で髪が壊れる可能性があります。
この方の場合乏毛症でも軽度な方です。
お客様のお姉さまはさらにひどく
髪がゴワゴワしており
縮毛矯正するか迷うレベルです。
クセの強さも最強格な上に
髪の量が少ないという特徴があります。
伸ばしすぎると根元が伸びてきた際の
違和感が半端ないこと。
伸ばしすぎると地肌が透けて
より髪が薄く見えてしまうこと
この2点非常に注意したいポイントです。
縮毛矯正する意味合いが一般的な感覚とは少し違ってきます。
切れないようにすること。
ゴワゴワで櫛も通しにくいことが多いので
その状態から髪を少しでも滑らかにして
もつれて切れないように下に落ちるように
くせを緩めてあげるイメージで行ってきます。
この感覚はかなり熟練の技が必要です。
ただ真っすぐに無理やり伸ばすような施術をすると
髪は溶けます。切れます。
非常にデリケートな施術ですが
少しでもイメージを変えて
心晴れやかになってほしい。
コンプレックスをいつかコンプレックスに感じない
そんな状態を夢見ています。
いかがでしょうか?
真っすぐするというよりも
ゴワゴワ感をとって櫛通りの良い状態を作ると
かなり扱いやすくもなり
下に髪が伸びることで
切れ毛も最小限になってきます。
トップ部分はかなり弱くして
なるべくボリュームダウンしないように
最小限の施術に。
乏毛症だからと諦めないでください!
何もしなければ何も変わりありません。
むしろ進行していく!
何か少しでもお手伝いできる方法があると思います。
お気軽にご相談くださいませ。