敏感肌でも髪質改善ストレートはできるの？
2021年07月02日
敏感肌のお客様からのご質問をよく頂きます。
クセ毛に悩んでいるが縮毛矯正などの施術が
頭皮がヒリヒリしたり痒みがあったりで
ノータッチ。
でも何とかしたい！
縮毛矯正は無理でも髪質改善ならいけるかも！？
その期待を持ってお問合せいただいていると思います。
結論から申し上げると微妙・・
というか難しい可能性が高いです。
我々の美容技術というのは化学の塊であります。
それは天然のヘナであってもアレルギー性はありますし
それは私個人的な意見でもあるが
オーガニックヘナであっても素手で塗ることはできない。
もちろん皮膚がオレンジに染まるということも理由の一つであるが
仕事柄手荒れが職業病でもあり、素手で塗るとヘナでさえ
痒いし、沁みるからです。
なので完璧なものは存在しません。
特に髪質に何らかの作用を持たせるためには
化学装飾と言ってカチオンやアニオンなどの
プラスやマイナスに帯電させていて
通常なら問題にはなりにくいが敏感肌の方にとっては
それすらも刺激になる可能性が高いからだ。
そしてもう一つ忘れてはならないのが
アルカリと酸性。
毛髪に何らかの変化を加えるためにはここが重要になってくる。
例えば一般的な縮毛矯正、パーマ、ヘアカラーは
アルカリに偏っていてこれは皮膚刺激があり
カラーして沁みるのは接触性皮膚炎でアルカリの仕業である。
ナチュラル系の代表格である石鹸も
アルカリに振らねければ洗浄効果が期待できない。
石鹸はそういった意味で個人的にもカラー剤が手についたくらい
消毒用アルコールが手についたくらいピリッとした鋭い痛みを感じます。
一方髪質改善系のトリートメントの主流は酸性である。
肌は弱酸性がいいとかってあなたも聞いたことがあるでしょう。
確かにそうなのだが髪に変化を加えようとすると弱酸なんていう
可愛いものではなく強酸性である。
クエン酸などは強い酸性なので、それを皮膚につけてみると
やはり痒みが出やすい。ヒリヒリ感というよりは
痒みが出やすいイメージ。
もちろん頭皮に直接的に塗布するわけではないので
大丈夫なケースもあるでしょう。
しかし今するべきではない。
それならば敏感な頭皮環境を改善してから挑むべきだ。
もう何年もそういた症状に悩まされているってことは
一向に改善していない証拠。
あなたの現在のケア、生活習慣の何かを変えていけば
敏感肌からの脱却も夢ではありません。
情報過多の時代、何が真実で何が偽りなのか？
しっかり見極める力を養いましょう!
過去のブログ記事を検索していただければ
きっと解決できるはずです。
ほとんどの場合頭皮の保湿不足！これに尽きます。
むやみやたらと効果もない製品に惑わされないで
本質を見抜きましょう！
まずは髪質改善の前に肌質改善！
それではまた！
