ビビリ毛の相談やエイジングのうねりぱさつきは何故増えているのか?
2024年05月03日
季節もあるのだろうけど
ビビリ毛になってしまった・・
なんとか改善してほしいといった相談がたくさん来ます。
なんで増えているのか?
色んな施術を繰り返しすることで
髪が
首の皮一枚で繋がった状態であり
そこに止めのカラーや髪質改善や縮毛矯正でビビリ毛多発!
今後も増えていくでしょう。
業界の主流でもありブリーチハイトーン全盛期ですから。
やればやるほど髪は確実に体力が減っていきます。
では何故?ビビリ毛や髪が痛んでしまっているの?
あなたは本質が見えていますか?
それが分からなければあなたはまた繰り返しますよ。
髪質改善が世の常識になりつつある美容業界。
アシスタントの生産性向上。
失敗リスクが低いことから
どこを見渡しても美髪の艶々の画像ばかりが出てくるでしょう。
そこに魅了されてしまっているのなら
あなたはまた搾取されますよ。
ではビビリ毛してしまった美容師が悪いのでしょうか?
答えはノーです。
我々美容師はお客様の希望を叶えてあげるために存在する。
これをしたい!あれもしたい!
白髪なくしたい、くせ毛もなくしたい。
艶々にしたい。明るくしたい。
ありとあらゆるオーダーを頂きます。
あなたの髪の状態は死んでるので
こんな状態で希望は叶いませんよ!
強く言える美容師は2割くらいでしょう。
いきなりこんな発言では
サービス業として失格かもしれない。
だからこそその無茶ぶりに真摯に対応している。
繰り返しカラーをして縮毛矯正も何年もあてて
それで髪が美髪になれるなら苦労はない。
現実問題として今あなたが悩んでいるのは
今までの過去のあなたの選択により
引き起こされてきたものです。
そこに年齢も加味していくと・・
そう簡単にいくものではないということはお分かりだろうか・・
つまり今ある現状を見つめなおす必要がある。
カラーをやめる必要があるかもしれない。
縮毛矯正をやめる必要があるかもしれない。
ケア剤を見直す必要があるかもしれない。
今までと同じことをやっていて
髪が綺麗になれるはずはないのです。
あれもこれも叶えて上げたいけど
それは現時点では不可能なのです。
何かを犠牲にしての対価があるのだ。
特にビビリ毛の失敗の多くは縮毛矯正です。
しかも大概の失敗はアルカリ縮毛矯正であります。
これってオーソドックスな手法なのだが
一般的にピンピンに真っすぐにするストレート。
これを何回も重ねると毛髪は硬くなるし
強いくせ毛の場合、伸びてくるくせ毛はその反動で
強くなる傾向にあります。
これ何回も繰り返すと髪はもちろん痛むし
ビビリ毛になっても仕方ありません。
この流れを断ち切っていく必要があるのだけど
ここを酸性のストレートに変えると
伸びは甘くなる反面髪の体力は温存できる。
伸びないのではなくムリに伸ばさないことで
10年プランの美髪が実現できるのだ
このことをお客様自身もご了承頂かないと
流れを断ち切ることは不可能なのです。
私がビビリ毛は2年、3年必要ですよというのは
伸びの面やツヤも含めて今までの履歴がある程度
なくなっていくのがそれくらいの年数が必要ですよ
そう考えているからです。
悩み多き人は今すぐ解決策を模索する。
でも今までやってきたことが帳消しになるなんてことは
絶対にありえないのです。
ここで艶々の画像に淡い期待を抱き
美髪トリートメントしたところで
状態はどんどん悪化していくだけです。
ビビリ毛は毛髪からの悲鳴です!
もうやめてくれ!と泣いているのですよ。
これ以上あなたは痛みつけるのでしょうか?
私は美容師としてこういったディープな悩みに応えることを
ずっとやってきておりますが
結果的に何を目的にやっているかというと
10年後や20年後の姿を想像してやっているということです。
今だけ金だけ自分だけ!
こういった発想で施術はしておりません。
コンプレックスな塊の髪の方が
自分の髪を好きになっていただくこと。
髪は衣類のように着せ替えができません!
髪は一生を共にする衣類です。
痛んでも捨てるわけにはいかないのです。
結婚や出産に孫ができた。
還暦になった
歳を重ねていっても
10年前と変わらずいつものコーヒーのような
座ればコーヒーが出てくるような状態を理想としている。
もっと言うのなら髪へ向ける意識さえも
失っていく
何も考えずに好きなところに出かけれて
雨の日も温泉に行っても
髪に意識を向けなくてもごく自然な艶があり
まとまっている状態を考えて施術しています。
はっきり言いましょう。
10年後も20年後も何も意識せずとも
髪がまとまるようになるのなら
白髪染めは卒業して
ヘナかインディゴしかありません。
このプランがもし嫌だと言うのならば
未来のあなたの髪は保証できません。
髪色と10年後の健康と美髪
あなたはどっちを選択しますか?
ここにパーマや矯正を加えるのはありです。
染める頻度のが高いはずなので
ダメージホールを自然染料が埋めてくれるからです。
もう一度自分はどうなりたいのか?
見つめなおしてみましょう。