抗がん剤の副作用！脱毛から生えてくる髪はくせ毛！４年経った経過具合
2023年07月29日
抗がん剤治療・・
それは辛くて険しい道である。
ガン細胞のみ消えてしまえばいいのだが
一時的に身体の免疫力が著しく低下する。
肉体的なダメージも嫌だけど
女性にとって最も嫌なことが老化であろう。
抗がん剤は間違いなく老化を促進する。
髪が全部脱毛するなんて普通はありえない。
その後高確率で白髪は増える。
この時点で細胞は老化している事実がある。
抗がん剤をされた方の毛髪状況をたくさん見てきた中で
感覚的に言えることは
半数の方が薄毛やくせ毛に悩んでいる。
もう半数はすっかり元通りに戻っている。
この両者の違いは何なのか？理由は分かりませんが
感覚的な話になるので参考程度に
軟毛や元々髪が少なめの方に何らかの影響があり
髪が多くて太い髪質の方は元通りになっているイメージだ。
もしかすると発症する部位であったり
使う抗がん剤の種類によってもかわってくるのかもしれません。
詳しくはこの記事をご覧いただくとして
本日は上記の記事のお客様の続編です。
あれから1年に1回髪質改善ストレートでご来店いただいております。
京都からご来店いただいている抗がん剤脱毛くせ毛から劇的髪質改善
現在の状態です。
あの時から比べると全然マシになっていますね。
元々は真っすぐのストレートヘアだったそうです。
脱毛から4年が経過している。
長さは十分に長い！
でもよく見ると・・・
やっぱりくせ毛である。
特にひどいのはトップとネープである。
ご本人的には顔回りが強いと思っているけど
それは自分では見えにくい場所だから
気にならないだけだろうと思う。
トップとネープと言えば・・
エイジング毛と混在した可能性が高い。
エイジング毛は確実に老化が進んだサインとも言える。
老化老化ってうるさいよ！って思うだろうけど
深刻な問題でもある。
何故なら今後治る可能性が低いからだ。
本人の希望で顔回りは映せないのだが
後ろから見ると伸びてきているように見えるけど
前髪はある一定の長さで成長がストップしており
かなり量が少なく見える。
同様にトップ付近も伸びていない。
血流の関係上トップや生え際付近は行き届きにくい。
4年経ってもまだこういった状態なので
薄毛になるヘアサイクルになってしまっている可能性があります。
カラーはご自宅でヘナをされているので
大丈夫だと思いますが
極力頭皮に負担をかけないようにしないと
益々進行してしまう可能性もあります。
もっと頻繁に来たいそうだけど
京都市でもかなり遠いですものね。。
今回も1年分きっちりくせ毛を伸ばしました。
今後くせ毛と付き合っていかないといけないでしょう。
トップが短いので
強引にレイヤーでトップと繋いでカットしました。
抗がん剤から脱毛して
伸ばしたいとしてもカットは定期的にするべきです。
ネープやサイドばかり伸びる傾向があり
ウルフカットみたく伸びてしまう。
要は髪がスカスカで伸びると
毛髪が軽いので浮くし
湿気に弱くなり爆発します。
そうなるとよりくせが暴れ出すため
アウトラインを整えて
重さを加えた方が扱いやすくなります。
何のがんなのか改めて聞いてみたところ
乳がんでした。
乳がんの場合ホルモン剤を飲み続けないといけない。
これが髪が弱る原因でもあります。
髪が細くなったり伸びなかったり
薄毛になったりするリスクがどうしても上がってしまう。
ということでおそらく抗がん剤よりも
ホルモン剤のが髪の成長にはダメージを与えてしまう。
癌の種類や抗がん剤の種類により
脱毛はするが
元の状態に早くに戻るかどうか？
ここに関しては乳がんが最も遅く険しい道となりそうです。
