白髪染め!ノンジアミンカラーからヘナに移行する際の注意点
2024年03月14日
髪本来のありのままの美しさを活かしたい!
それが私の目指すところです。
しかしそれにはハードルもあります。
ほとんどの方が白髪染めをされている現状。
ココからヘナにチェンジしていくには
馴染む場合とそうでない場合があります。
まず馴染む場合についてですが
明るめの白髪染めをしていて全体の白髪量が3割以下
一か所に集中しているタイプではなく
全体にちりばめられている。
こんな場合は白髪染めをしていても
ヘナに移行はしやすいです。
一方で白髪量が多く
黒っぽい色にしている場合は馴染みが悪いです。
今回のお客様は当店で3週間に1度
ノンジアミンカラーで白髪染めをされているお客様です。
画像では分かりにくいけど
褪色してくると紫チックな色合いに変化してきます。
表面の白髪率は90~100に近い。
そして毛先にティント(色素)残留あり。
この場合ヘナ単体では
根元の白髪のみパーンと鮮明なオレンジになり
その先は少しオレンジを帯びたブラウンになるので
馴染みが大変悪い。
そのためこういった場合はヘナ単体では厳しい。
インディゴを半分混ぜ込み
オレンジを減らして馴染ませるのがベストでしょう。
毛先の質感面でインディゴはゴワゴワするため
根元はミックスで
毛先はヘナという方法で何度か繰り返すことで
髪本来の強さが戻ってくるはずです。
赤味が取れてやや黄色ベースの色になりました。
3週間に1度これを繰り返すとなると
かなり毛髪の変化が出てくるはずです。
くせ毛緩和、ツヤ感
ボリュームアップなど。
天然成分100%でこれだけ染まったら
十分ではないか?
たった1回でもハリコシ、ツヤ感が戻ってきている。
恐ろしき天然成分の力。
ですが従来と違う所があります。
インディゴを使うとこんな風に時間が経つほどに
緑になってきます。
化学染料では絶対にありえないことなんだけど
天然成分で染めるということは
酸化が甘く発色途中の段階で
お帰り頂くことになります。
水や空気を触れ合うごと色が深まっていきます。
インディゴの場合
シャンプーは丸二日厳禁です。
お湯シャンはしっかりと行い
乾かさずにそのまま放置すること。
その時間で発色が安定して最終的に
落ち着いたブラウンになっていきます。
白髪染めと違う所は
あなたの手で最終仕上げをしてあげること。
これはヘナも同じです。
ヘナの場合分かりづらいのだけど
最初のお帰り頂く頃がもっともオレンジがきつく
2。3日後には発色が安定して
オレンジの角がなくなり
少し茶が混じったオレンジに安定してきます。
水や空気に触れ合う作業が大切ですので
この工程は必ずやってくださいね。