神戸美容室sur その痛みの正体はエイジング毛でなくビビリ毛かもしれない

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その痛みの正体はエイジング毛でなくビビリ毛かもしれない

新規のお客様は本当に怖い・・

それは髪質の把握に時間がかかるからだ。

私の所には常にどうにもならないから

助けてほしいというオーダーが多い。

6月は矯正だけで50人させてもらいました。

1人サロンでこの人数はあり得ない数です。

私が昔勤めていたサロンスタイリスト5人程度でも

縮毛矯正に力を入れていないごく普通のサロンで

月10人にも満たず下手すると数人レベル。

この意味分かりますか?

5人で割ると月2人しか担当していないのと

50人担当では当たり前ですが経験値が全然違うわけです。

それが何年も続いていくとその差は歴然です。

縮毛矯正は経験値を上げるしか上達はしない。

でもこれってお客様サイドからすると絶対に分からないことで

同じメニューを掲げていればどこも同じ技術力で

やってくれると思うでしょうが

そんなことはまずありません。

そしてこのように月2人しかしないとなると

縮毛矯正の技術アップデートはしないでしょう。

つまりは10年前と何も変わらない技術。

変わらない良さもあるけど

矯正の場合は進化が必要だ。

何せ髪の状態は日々変わる。

老化にカラーダメージ

間違ったヘアケア剤のセレクトで

髪はどんどん痛む傾向にある。

昔の矯正とは何か?

黒髪の矯正もあてていない

バージン毛を対象とした技術で

それがずっとアップデートされずにずっと今も継続している。

iPhone 3Gを今も使っているって人はいないだろう。

動画メディアの出現で重くて使えないでしょう。

ある程度の経験値を上げレベルアップしてきている私でも

新規のお客様は怖い。

今日まさにリアルタイムで

選択を誤った。

ダメージが酷い。

白髪も多く髪も細くなっているから

加齢のエイジング毛であろう。

時間的な都合もあるのだが

エイジング毛改善コースでしかご案内できなかったし

それで大丈夫と思っていた。

ですが何か怪しいのだ。

お話の中で軽いストレートを年1であてていると。

でもこの前あてたけど直後から広がるし

なんかパサパサ。

見かけ上はエイジング毛のチリチリに見えるけど

ストレートで痛んだ場合はビビリ毛。

この両者の違いや見極めはかなり難しい。

会話のやり取りの中でしか分からない。

そんな時薬剤の反応が早すぎて一瞬ですすぎをしたとのこと。

これが全てです。

乾かない、溶けかけのゴムのようにテロテロ

毛先ピンピン、

これがアップデートしていない証拠です。

当店の顧客様でこのような髪質の方は

縮毛矯正何度あててもなりません。

これって軟化しすぎなんです。

軟化って難しい?

では分かりやすく言うと

カップラーメンを想像してください。

乾麺にお湯を混ぜる。

このお湯がアルカリ剤。

3分置きました。

ちょうどいい麺の硬さですよね?

痛んでいる場合は違っていて

そのまま10分置くとどうなるでしょうか?

麺はお湯を吸って膨らみますでしょ。

これが軟化から膨潤。

髪が本来の太さよりも膨らむんですよ。

でもここまでいったらもう手遅れで

ここでやべ!早く流さないとってなるんです。

でも時すでに遅し。

1度ふやけた麺をちょうどいい塩梅に戻すことなんて

できないでしょう?

髪もそれと同じです。

そして今ほとんどのお客様は

カラーリングがデフォルトであり

乾麺の状態の人っていないんですね。

デフォルトが3分経ったちょうどいい麺の状態からスタートなんです。

つまりはお湯であるアルカリ剤は不要。

アルカリ剤は浸透剤でその後に還元剤ってものが

くせの結合を緩める。

この作業に到達するまでに時間が必要でして

しっかりと時間を置ける適切な剤を選択しないとならない。

でもそれができていないことが多い。

だから今回のような失敗に繋がるのです。

新規のお客様の多くは今でもこういった状態が多い。

困ったことに薬品メーカーはたくさんあるんだけど

業界の流れとしてどこかの大手メーカー品を

仕入れていることが多い、

そうすると酸性とかの薬剤がぼぼ皆無に近く

対応できないことが多くなります。

コスメ系の化粧品登録だから優しい的な発言もあるけど

意外とお湯の量が多くて全然髪に優しくないんです。

色んな酸も出ているんでクエン酸も含めてですけど

工夫すればそういった薬剤でも行ける場合もありますけど

そもそもマニュアル化した施術しかしていないと

そういった事まで頭が回らないでしょう。

そして今回の問題はお客様自身がビビリ毛であるという

認識がなかったことです。

私の髪質が悪いから仕方ないと諦めておられた。

どうしようもないから毎日コテで

巻いてごまかしてきた。

けど限界も来る。過度の熱入れは

ダメージをより促進させてしまい

毛髪は二度と再生できなくなる。

痛みを根本的に解消したいなら覚えておいてほしいこと

今後改善をしていきたいあなたにお願いがあります。
今まで誰にどんな施術を受けて
どのタイミングで痛みが気になってきたか?
それを時系列にお話しして頂きたい。
今回は薬剤を塗布した反応で
分かったのだが
もっと早い段階でお知らせ頂くことで
最適な方法をご提案できます。
エイジング毛は1発で直るけど
ビビり毛は完治は難しく ある程度名残が消え
髪のしなやかさを取り戻すために
2.3年程度かかる。
この間はカラーリングも含めて
極力ダメージレスな施術をしていかないと
たった1回のカラーリングでも
髪が溶けたり断毛するリスクが極めて高くなります。
そのくらい毛髪にハリがなく
溶けて切れかけたゴムのような状態です。
なんとか形状を保ってはいるが
いつ崩壊してもおかしくない状況です。
ここまで来ると近所の安いところで
カラーリタッチや家でのホームカラーさえも含めて
全部NGです。
ケアしながらカラーしないと
毛髪は簡単に破綻します。
髪は本来強い組織ですが
今回のように強いアルカリで溶解した髪は非常に脆いです。まずはご自身の今の状態を把握して
最適な施術と家でのホームケア。
ここを徹底しての2.3年間となりますが
それさえ間違わなければ
髪は必ず蘇ります。
諦めずにコツコツ長い目で見て
美髪を取り戻しましょう。
こういう醜い状態の髪って顧客様にはまずいないというか
デフォルトが皆そうだったんですが
今はすっかり皆さん美髪になってて忘れてると思うけど
最も簡単にこんなのは一瞬でなってしまうことを
頭の片隅に入れておいてくださいね。

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